◎Ultraはウシトラのモジリ◎       


by うるとら

宮田登 『ミロク信仰の研究』より



修験が深く関与した山岳には必ず蔵王権現が祀られ、御岳の美称が与えられている。御嶽は地方修験の拠点として、各国に一山ずつ存在したため国御嶽とも号されていた。中央の御嶽がすなわち金御嶽であり、その山頂には弥勒浄土が出現すると予想された時期が歴史上あらわであった。


木曾御嶽
「御嶽山縁起」
されば、座王権現と申ハ現世にてミロク菩薩也、今生にて権現也
長野県筑摩郡大滝村滝文書 天正二一年の奥書

武州御嶽
「御嶽社頭由来記」
必請竜華三会之場

甲州御嶽
山寺が弥勒寺であった


名称が御嶽でなくとも、山頂が弥勒浄土と見なされる実例は多い。
①比叡山
②高野山(弥勒化現の地)
③高山朝熊岳―アサマ山伏の存在と、現在禅宗の金剛峰(?證の間違い?)寺が中世には都卒内院すなわち弥勒浄土であったことによる [ 宮田登「アサマ信仰」(和歌森太朗編 『志摩の民族』所収、昭和四〇年)]




(第四章 富士信仰とミロクから)
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by ultramal | 2006-06-12 16:26 | 瓢箪/蔵王権現