取り持てる 弓弭のさわぎ
2006年 08月 06日
取り持てる 弓弭のさわぎ
み雪ふる 冬の林に
飄風かも い卷きわたると
思ふまで 聞きの畏く
引き放つ 箭の繁けく
大雪の 乱れて來たれ
まつろはず 立ち向ひしも
露霜の 消なばけぬべく
ゆく鳥の 競ふはしに
渡会の いつきの宮ゆ
神風に 伊吹まどわし
天雲を 日の目も見せず
常闇に 覆いたまひて
柿本人麻呂
み雪ふる 冬の林に
飄風かも い卷きわたると
思ふまで 聞きの畏く
引き放つ 箭の繁けく
大雪の 乱れて來たれ
まつろはず 立ち向ひしも
露霜の 消なばけぬべく
ゆく鳥の 競ふはしに
渡会の いつきの宮ゆ
神風に 伊吹まどわし
天雲を 日の目も見せず
常闇に 覆いたまひて
柿本人麻呂
by ultramal
| 2006-08-06 19:14
| 万葉集